一人暮らしと体調管理、私のルーティン実験記

1. 自由な時間と、心地よさの裏側

今、私は一人暮らしをしています。
日々の時間の使い方も、かなり自由です。

仕事のスケジュールに縛られることもなく、自分のペースで過ごせる環境にあります。もともと一人で過ごすのが好きな性格なので、この自由な時間は心地よくもあります。

2. 体調の変化と、自律神経の乱れ

けれど、好きなように過ごしていたら、少しずつ体調に変化が現れました。夜になっても眠れなかったり、日中にだるさが続いたり…。自律神経のバランスが乱れているのかもしれないと感じるようになりました。

3. 「自由には責任が伴う」——ルーティンのはじまり

そこで、「自由には責任が伴う」という言葉がふと心に浮かび、自分の生活を整えるために、ルーティンを作ることにしました。

起きる時間、食事の時間、活動する時間、お風呂に入る時間、薬を飲む時間、そして布団に入る時間。
まずは、無理なく続けられそうな範囲で、ざっくりと決めてみた。

それを紙に書き出し、壁に貼ってみました。

4. 紙に書いて、壁に貼る——私なりの工夫

手元にあった紙に、黒いペンでざっと書いたルーティン。
工夫というほどのことはしていないけれど、遠くからでも見えるように、少し大きめの太字で。
見ようと思った時にすぐ見えるように、リビングの壁に貼った。
日中過ごす場所だから、目に入る頻度も高い。

5. 不定愁訴のかたまりだった頃の私

ルーティンを作る前の私は、まるで不定愁訴のかたまりだった。
(検査では異常がないのに、体調がすぐれない状態のこと)
検査をしても何も出ないのに、体が重くて動けない。
日中は眠くて、食欲もないのに、夜中になると突然お腹が空く。
朝は起きられず、夜は眠れない。
気分はふさぎ込み、何もやる気になれない。
足腰、肩、首の痛み。頭痛。鼻や喉の不調。
そして、鏡に映る顔が、どこか老けて見えた。

6. “自律”は、やさしく自分を導くこと

何も決めずに過ごす自由は、心地よいようでいて、いつの間にか自分を見失ってしまうこともある。
ルーティンを決めることで、少しだけ“自律”の感覚が生まれた。
自分で選んだことだから、縛られている感じはしない。
「やらなきゃ」ではなく、「やってみようかな」と思えることが、今の私にはちょうどいい。

まだ始めたばかりだからこそ、書けることがある。

7. 昨日の今日、少しだけ体調がいい

昨日ルーティンを書いて、今日がその1日目。
たまたまかもしれないけれど、今日は体調がいい。
それだけで、少し驚いている。

思い当たる理由はいくつかある。
長年付き合っている精神疾患の治療で、医師からは「自分の体調に合わせて睡眠導入剤を調整していい」と言われている。
眠れるときは飲まないし、眠れないときは必要な量を自分で判断する。
もちろん、これは医師との信頼関係があってこそできることで、誰にでも当てはまる話ではない。

これまでは、薬の量を最小限に抑えようとしていた。
でも昨夜は「絶対に寝る」と決めて、必要と思われる量をきちんと飲んだ。
そしたら、ちゃんと眠れた。
そして、朝も起きられた。

考えてみれば、すごく単純なことかもしれない。
でも、「自律するぞ」と決めたことが、行動を変え、結果につながった。
それが、今の私にはとても大きな意味を持っている。

8. 小さな一歩が、静かに私を動かし始めている

まだ始めたばかり。
でも、ほんの少しの変化が、これからの希望につながる気がしている。
小さな一歩が、静かに私を動かし始めている。

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